クリスタやBlender内のグリースペンシル1で使う下絵を3Dスカルプトで作りたい、という野望を抱き、いろいろと調べました。
検索魔の結果、やっと結論が出ました。
簡単にここで言っておくとBlenderのメッシュモデリング・スキンモディファイアで素体を作ってZBrushでスカルプトする感じです。
なんのこっちゃなので解説
Blenderというオープンソースの3DCGを作れるソフトと、ZBrushという3Dスカルプト(彫刻)でモデルを作り、それを下絵にしてお絵描きしようという試みです。早い話がデッサン人形を自力で作ってしまえという発想です。
ゲームを作るにあたって絵が必要なのですが、私が好きな亜人やら人形やら獣人やらクリーチャーやらを描ける人って、実はものすごく貴重なのです。ネットは絵師まみれのようでいてーー確かに人間の美少女やイケメンこそ血の海のごときレッドオーシャンなのですが、人外はよく言えばブルーオーシャン、悪く言えば誰も描いてくれないので自分で描くしかないのです2。まあ描く度に骨格から調べなおしですし人外好きでなければモチベーションも上がらないので無理もないですが。
そしてそのためには画力をつけねばならないのですがあいにく私は二十歳超え、今から絵をやり直したところでネットの神絵師方に追いすがれるべくもありません。考えました。神絵師に追いつけなくても最速でそこそこの絵を描くにはどうすれば、と。
その結論がスカルプトです。
人外はブルーオーシャン&3DCGと相性がいい
繰り返しになりますが人外はブルーオーシャンです。
普通ネットのオタクが絵を描きたい原動力は「人間の美少女やイケメンを自分で描きたいあるいは神になってチヤホヤされたい」という欲望に基づいています。早い話が…打算的な話ではありますが人外方面にはライバルが少ないのです。
またこれは私に限ってかもしれませんが、よくある「神絵師嫉妬問題」も人外絵だと「同志を見つけた喜び」「いつかああなってやるというモチベーション」が勝り解決するのでこれもメリット。
骨格を覚えなおさなければならないデメリットはもふもふ動物画像を好きなだけ見られてうれしいメリットが相殺しています。
さらには「うまくなれば同志に参考提供・テクニック共有という形で貢献できる」「人外を描けるようになる→なんでも描けるようになるのでいろいろつぶしが効く」とメリット尽くし。すごい!要はわざわざ苦労したいマゾヒスト気質ってことですね
PCの知識ならどんどん入れられる
3DCGはいわば「デジ絵の究極」で、基礎画力ももちろん大事ですがツールへの知識もものを言います。要はエンジニア気質と相性がいいのです。
私はプログラミング・アルゴリズム的論理思考は苦手なくせにPC知識ならどんどん入る変な頭をしているのでここもアドバンテージです。アド。
クリスタは3DツールだしBlenderはお絵かきツール
はっきり言っちゃえばクリスタとBlenderは相互互換です。
クリスタは3D素材を下絵にでき、そして自作3D素材を取り込めますし、Blenderは先述のグリースペンシルがあるので互いのテクニックを相互利用できます。
もちろん描かないとね
ここまで言っといてなんですが私は絵に関してずぶのド素人なので裏を返せばーー才能があればの話ですが、描けば描くほど上達する段階にいます。低Lvなので少ない経験値でレベルが上げられる訳です。
小細工ばかりに頼らず地道な鍛錬も大事ということです。
ワークフロー
Blenderで素体つくり
Blenderにはスキルモディファイアという肉付け機能があります。点を線でつないで肉付けし、微調整すれば素体ができます。
最初これの情報が出てこなくて唸っていましたが、検索ワードを変えたら出ました。ありがとうGoogle。
ZBrushでスカルプト
次に上述の素体でスカルプト。
余談ですけど普通のSmoothブラシで関節をならそうとすると削りすぎて肉を盛れなくなるので初心者さん注意。
Blenderでいろいろ本作業
あとはリトポロジー(ポリゴン削り)やマテリアル(質感づくり)、ボーン入れによるリギング(動かす)で大方完成。
もちろんさらに調整すればそのモデルをそのまま使っていろいろできます。ゲームに使ったりVTuberになったりいろいろできるぞ!
まとめ…がんばるぞ
素人なりの備忘録でした。
まあまずは基礎画力からですね。息抜きに3Dしつついろいろ描いていきます。がんがる。