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ASUS Chromebook Flip C436FA レビュー〜最高額Chromebookは最強のコンピュータ

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Chromebook is Romancing(挨拶)

コのつくあれが現実世界で猛威を奮った2020年ですが、パソコン世界でも昨年は激動の年でした。
Apple SiliconことM1が一気にノートパソコンの新王者にのし上がる、凋落したIntelの代わりにAMDがデスクトップパソコンの覇者になる、Chromebookが日本でもやっと評価され始める…などなど。
そして私もこのビッグウェーブに乗りました。具体的にはChromebook初体験でいきなりハイエンドモデルを買いました
そんなわけでレビューします。

なんでChromebookなの?

答・ロマンだから

当初こそChromebookに特化したクライアント端末(昔で言う「ダム端末」)としてデビューしたChromebookですが、今は違います。
Androidアプリがほぼ完璧に動き、Linuxターミナルが動き、果ては「ねえGoogle」でスマートディスプレイになる始末。
ネット前提の学習用コンピュータではもうありません。
すっかりワクワク感のなくなってしまったWindowsにとって代わり、ChromeBookとMacBookこそがこれからのノートパソコンと言ってももう過言ではありません。

というわけで、気楽に起動できるノートパソコン兼サブディスプレイが欲しくなってこれを買いました。

先述の通りLinuxがはまりすぎてWindowsを使う気がなくなったので、機種の選択肢はMacBookかハイエンドChromeBook。
最初はMacBookでしたが、検討しているうちにAndroidもLinuxも動いて起動爆速でお絵描きもできるChromebookに興味を持ちます。
加えて自分の要望を深堀した結果

  • 一台で何でもできる夢のデバイスがほしい
  • Apple製品は全部統一しないと本気を発揮してくれない上に不得意分野が大きすぎる

という結論に。
最終的にAppleと別れを告げ、ChromeBookを選びました。
でも新型iMacが気になるのは内緒

初期設定

充電ケーブルを差し込むと自動起動。その速度なんと2秒。冗談抜きで爆速です。
Googleアカウントでログインし、アップデートするだけ。なんと3分でセットアップ完了
完全に未来のパソコンです。

開発環境セットアップ

Linuxをインストールして一気に環境構築。
Visual Studio Codeのdebファイルをダブルクリックするだけでインストール完了。
フォントインストールだけ苦戦したものの、なんの変哲もなく動きました。
あとはzinitでターミナルをかっこよく着せ替えて完了。わずか30分です。わーい。

Gimpインストール

1
sudo apt install gimp

Gimpもインストール。なんの変哲もなく動きました。

ターミナルzsh化

zsh化もできないかと思いましたができました。

Crossover

このノリでCrossoverもぶっこみ。ZBrushCoreMini入りました。
最終的には多分使いませんが、「いざとなったらWindowsソフトも動く」ことがわかりました。

Visual Studio Code Git

https://qiita.com/suzuki_sh/items/c52414b5bd03d52d4de5

Visual Studio CodeのGit認証が面倒だったのでここを参考に解決。
sudo apt install seahorse後GitHubサインインでうまくいきました。

レビュー

褒めちぎっていきます。

ここがすき!

何もかもが意味不明なくらい早い

起動は2秒、ページオープンは1秒、アプリ起動はLinuxの初回起動だけかかりますがほかは0秒。おっそろしいほど早いです。
つよつよPCにLinuxベースOSが早いのは母艦にKubuntuで知っていましたがこれほどとは思いませんでした。
「高くていい、一番いいのを頼む!」なユーザーには理想のパソコンです。

めちゃくちゃ多機能

「ARMCPUじゃないのにAndroidアプリ動くのかなー」と思ってましたが完ッ全に杞憂でした。本気で何でも動きます。ブラウジングに動画視聴、オフィス、画像編集までなんでもござれ。
ペン対応なのでクリスタもいけます。さすがにraytrektabやiPad Proといったお絵描き専用端末には一歩譲るものの、でもLinuxが動く端末で普通にお絵描きできるのは脅威です。
IntelCPUなのでLinuxも無制約です。Visual Studio Codeで本格的プログラミングもできます。
果てはゲームもできます。某ガールズバンドリズムゲームをベンチマーク代わりに試しに動かしたら正常動作しました。二箇所タップができないので中高難度譜面は物理的にプレイできませんが、ノートパソコンでそれなりに音ゲーできちゃうのもはややばないですか(オタクトーク)
おまけにWindowsアプリもLinuxのWine経由で動きます。私が使いたいゲームや3DCGにはCPUパワーが流石に足りないので本当におまけですが、でもいざとなったらWindows環境にも対応できるのは頼もしいです。
「でもChromeOSだしー」なんて時代は終わりました。本格ゲーム以外ならWindowsより多機能、Mac並みですよこいつ。

最高のスマートディスプレイ

この記事様を参考にスマートディスプレイ化を試しましたが衝撃を受けました
何にって他の音声アシスタントのような僅かなタイムラグがないんですよ…!本当に対面して話しているかのようです。
Googleアシスタント自体がかなり賢いので無意味にいろいろ話したくなります。パソコン遠隔起動やSpotify起動こそできませんが予定を登録・動画閲覧ができるだけでも相当感動します。
あとスタンドモードにしたときの音質が相当いいです。iMacに迫るくらいの音質がノートパソコンで得られるんですよ…!さすがharman/kardonチューニングです。

ここが惜しい!

ペン先の替えがない上に削れやすい

唯一にして致命的デメリット。付属するくらいだから絶対あるだろうと思っていましたよ…盲点でした。
ペンの芯がどこにも売っていません。海外輸入すらできません。そのくせ削れやすく、ペーパーライクフィルム付きとはいえ1時間お絵描きのテストをしただけで先が平らになりました。握力測定最下位、もやし筆圧の私でさえこれです。
お絵描きは未想定だったのかもしれないですが…ちょっと需要の見通しが甘いと言わざるを得ないです。

対策

そうは言ってもしゃーないので、対策を考えます。
結論から言うとサインペンのペン先をヤスリがけして芯代わりにしちゃうこと。

ここで出てるプラチナ製サインペンのペン先を仕入れました。ペン先がなくなったらやってみます。
「純正品じゃないと怖いなー」かつ「お絵描きメインにしたいなー」という人は…残念ですがこのパソコンは向きません。素直に同じ予算でiPad買ったほうがいいです。そこまでしてプログラミングと両立したいDIY精神ある人は芯くらい自作できそうですし…。

キー配置がちょっと変則的

左のShiftキーやら検索、Ctrlキーがちょっと長すぎ、キーの中心が左によってしまっているのでたまーに誤爆します。慣れるまでちょっと大変です。
またキーボード自体もちょっと妥協気味。ぺこぺこいいます。まあノートパソコンのキーボードなんて妥協の産物ですし別にいいです

天板を持つところがない

スリープ解除の天板オープンにちょっとコツがいります。MacBookみたいにスマートには行きません。両脇から掴む必要があってちょっとかっこ悪いです。

まとめ…もう1つの未来のパソコン

結論的に最高です。世間様はMacBookのM1ばっかりですが、こちらも十分未来のパソコンです。
たしかにChromeOSはMacのようなAdobeソフト使用の本格的デザインやWindowsのような4Kゲーミングはできませんが、代わりにすべてにおいての爆速ぶり、スマートディスプレイとしての使い心地、お絵描きとプログラミングの両立という唯一の機能、ゆえの全能感。
しかも何が恐ろしいって、M1のような高性能Arm化・あるいはRyzen化というさらなる可能性を秘めているんですよ。M1やRyzenの性能にChromeOSの軽快さ・多機能さが入ったらどうなるか…想像するだけで垂涎ものです。

未だOS論争をやっているガジェオタもいますが、もうOSでできることに差なんてありません。あるのはUIと使いやすさ、速度の差のみ。
「圧倒的性能とバッテリーの持ちの両立」という二律背反をぶっ壊した「M1 Mac」がそこにあるように、「専門業務こそできないがなんでもできる万能爆速コンピュータ」である「C436FA」がそこにある。それだけなのです。
ですからPCメーカーの皆さん高性能ChromeBookがことごとくおま国1なの何とかしてくださいお願いします


  1. 「お前の国籍が気に入らない」の意味。もとはSteamで日本人にだけ売ってくれないゲームがあることに対しての揶揄 ↩︎

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ふらもん
書いた人:
ふらもん
ゲームクリエイター見習い。リンクは別館の制作・攻略サイト