突然ですが、MacとiPadにはSideCarという機能があります。
iPadをMacのサブディスプレイ…液タブにできるものなのですが、あいにくにもWindowsとiPadの組み合わせではできません。
しかし私はかつてiMacを持っていてSideCarの破壊力は知っており、同じことをうちのBTOパソコンでもできないか調査しました。
できました。方法をシェアします。
参考:
やったやったー!ipadproを液タブ化。usbtype-Cの帯域幅のお陰でライトニングコネクター版ipadproにあったグラデのトーンジャンプは回避。
— どねりこ(篝サリー) (@kobaman_annwn) September 25, 2019
ソフトは「easy canvas」。本来はミラーリングしかできないこのソフト。グラボ側にダミー端子を噛ましてipadの解像度を手動入力することでフル画面の液タブに。 pic.twitter.com/tvJQljeTE3
Windows10とiPad Pro 2018(12.9inchモデル)を繋げてEasyCanvasで液タブ化させる方法を考察してみました。
— defDevils⚙✨ (@SakaboshiLu) May 11, 2019
EasyCanvasのアプリとPCソフトをiPadとWin機にインスコしてUSB3.0で繋げます。
EasyCanvasはディスプレイをミラーさせる方式を取っているアプリなのでモニターがあまり有効に活用されていない! pic.twitter.com/tuuGBV5xEO
やり方
上のツイートが大方代弁してくださっているので私は補足をメインに行います。
ダミーディスプレイプラグを仕入れる
ダミーディスプレイプラグは、いわばディスプレイに繋がないディスプレイプラグです。
ディスプレイがないのにディスプレイにつながっているとパソコンを騙して、その「あると騙している」ディスプレイをiPadに充てるわけです。
私はこれを買いました。
Easy CanvasとiTunesを落とす
今回の主役であるEasyCanvasをパソコンとiPadにインストールします。
誠に残念ながらiTunes必須なので一緒に落とします。
画面の指示に従って写す
Windowsの画面の指示に従ってiPadを接続し、画面モードを拡張にします。
そしてiPad側のダミー画面の解像度をiPadのものにし(2048 x 1536)、画面を映します。
グラボ設定を調整
このままだとApplePencilの座標と描画座標が盛大にズレるので、グラボのスケール設定を「MaintainAspectRatio」にし、Windows側EasyCanvasのスケール設定もそうします。
これで座標がぴったり合うはずです。
まとめと感想
神です。
完璧にサブディスプレイ化。画質も描画精度も不満なしです。クリスタのサブスクリプション一まとめも併せ、おうちでWindows・外でiPadが完璧にできます。
あとはiPadの左手デバイスがわりにテンキーを仕入れたので、それのレビューものちに行います。
ショートカットSSHの件も併せ、iPadとWindowsの相性が良いことがまた証明されました。Apple縛りもいいですが、Android・iPad・Windowsのバラバラ連合軍もまたいいものです。一度試してみては?