ここなんかに来ているくらいの皆さんですから、GitPodのことももちろん聞いたことはあるかと思います。
もしご存知なければ絶対に覚えて帰ってください。
iPadだけで簡単な開発はできるようにしてしまう、その凄さをお伝えいたします。
GitPodって何?
簡単に言えばブラウザ上で動き、GitHubなどと連携するIDE(統合開発環境)です。
言ってしまえばそれだけなのですが、1番のポイントはブラウザ上で動くのでiPadなどでも動き、GitHubのコードを修正してコミット・プッシュできる恐ろしいツールなのです。
その上
- VS Codeに似た扱いやすいUI
- VS Codeの拡張機能が一部動く
- ターミナルも使える
- 開発環境を使い捨てでき、環境がカオス化しない
- しかもコードを書けば自動で開発環境セットアップができる
- コラボレーション(ペアプログラミング)できる
- Pull Requestのレビューもできる
- 多くの言語をサポート
- とどめに月50時間・パブリックリポジトリの使用ならタダ。お試し自由
- そして課金時のコスパもMicrosoft公式VS Onlineの3分の1(最安プラン比較)
と、とんでもない機能過多っぷりを見せます。
使い方
それでは使い方を備忘録として書いておきます。
今回はHugoで作ったブログの修正という場面で使ってみます。
GitHubのGitPodアプリインストール
まずはGitPodのアプリをGitHubにセットアップします。
これによりリポジトリの変更をGitPodが自動検出してワークスペースを準備するようになり、起動前に起動処理が終わるので起動時間が大幅に短縮されます。
使いたいリポジトリのURL先頭にコードをつけるだけ
使いたいリポジトリにアクセスし、URLの先頭にgitpod.io/#をつけましょう。こんな感じです。
https://gitpod.io/#github.com/hogehoge/hugahuga
あとはGitHubで認証するだけで使えます。簡単!
設定ファイル(.gitpod.yml)を作成
設定ファイル作成練習のため、自動でHugoコマンドをインストールしてプレビューを開く設定ファイルを作成してみます。
.gitpod.ymlファイルをプロジェクトディレクトリ直下に作り、以下のように入力してみましょう。
|
|
これでGitPodを起動すると「Hugoコマンドをインストールし、プレビューを1313ポートで開く」というのを勝手にやってくれます。
VS Code拡張機能インストール
VS Codeの拡張機能も一部ですが動きます。
- 入れたい拡張機能のMarketPlaceにアクセス
- Download Extensionをクリック
- インストールしたファイルをGitPodの拡張機能欄にドラッグアンドドロップ
ショートカットにGitPodのURLを登録
仕上げに、iPadのホーム画面からGitPodに飛べるようにしましょう。
ショートカットアプリをインストールし、ショートカット作成。「『アクセスしたいGitPod開始URL』のWebページを表示」のアクションを入れてホーム画面に追加しましょう。
これでiPadでも開発し放題です。
まとめ…もうiPadでできないことは事実上ない
以上、走り書きですがGitPodの紹介でした。
ついにマシンパワーがいる作業でなければiPadでこなせる時代が来てしまいました。そしてパワーのあるMacは持ち運びしにくいかできないため、それを考えればiPadでできないことはもうありません。
iPad Proはタブレットとしては高価ですが、高級パソコンとしては相当コスパが良いのも魅力です。
iPad開発、馬鹿にしないでやってみましょう!(強引な勧誘)